03:一式陸攻を探す旅。~探索編その1~
前回の続きです。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
あれから日を改めて実際に泳いでみました。
それで1つ、分かったことがあります。
水深が異様に深い.....
なんと、先日載せていた地図では6mほどしかないはずの場所の水深が10m以上あるのです。ここは戦後に埋め立て工事の材料調達のため、湖底の砂を取ったという話は聞いていましたが、予想以上に範囲が広く、そして深い。
これは一体どうなっているのか。
海上保安庁発行の海図を買いました。
(海上保安庁刊行 W1174)
なんと、不時着した現場周辺はこんなに掘られていました。かつて6mだった場所が12m......なんと、2倍ほど深くなっています。
ここまでとは思ってもみませんでした。
掘られている範囲は旧海岸線から1000mあるかないかという所まで。証言の不時着位置と合わせると結構微妙な感じですが、もし仮にこの中に一式陸攻があった場合は探すのが困難です。
海図をよく見ると.....
(海上保安庁刊行 W1174)
赤丸で囲った部分ですが、所々浅瀬が不自然に残っている部分もありますね。
しかも、例の漁師さんの家の前で、旧海岸線からは600m~700m。
一体どういう理由でこのように浅い部分が残っているのでしょう?単なる気まぐれ?
それとも、何か湖底にあったものを避けたのでしょうか?まぁこれは都合のいい想像ですが。
さらに、太平洋戦争当時の美保基地の航空写真を入手しました。
戦時中、米軍が撮影したものだそうです。
ちょっと画像が汚いですが、滑走路が4本あるのが見えるでしょうか。現在とはどの滑走路も向きが異なります。
現在の滑走路って戦後に新設されたものだったのですね。
不時着した当時は安来市方面から風が吹いていたそうなのでおそらく、画像中の右肩上がりに伸びる一際細い滑走路、この第4滑走路を使用して離陸を試みたのではないかと思います。
そして、この4本の滑走路と現在の海図を照らし合わせると、このようになります。
(海上保安庁刊行 W1174)
手書きなので正確性にはやや欠けますが、第4滑走路から引いた直線は例の浅瀬と非常に近い距離を通ります。前述の「掘削作業時に障害物があったからここを避けた」というのもあながち間違っていないのでは.....
「よしここだ!!ここに行ってみよう!!」と梅雨が開けるのを待って再び海へ。
この日は波がない。
元々海水浴が趣味なので装備は一通り揃っています。
そして今回初登場の頼もしい新装備達。
ポータブル魚群探知機と防水カメラです。
魚群探知機は魚だけでなく水深と大まかな地形を測ってくれます。
これがあれば大丈夫だろう。
そう思っていざ入水。
が、
水がめっちゃ汚ない.........
なんと、50cm先すら見えません!!
腐ったお茶のような汚い緑色に濁っています。市のホームページによるとこの周辺の透明度は2.5mですからこの日は普段よりずっと汚いです。
先週の西日本豪雨の影響でしょうか。こちら側でも結構降ったので一気に河川の濁った水が流入したのでしょう。
中海は外洋に繋がる水路が狭いので水の循環が遅いのです。これはもうしばらく待たないと行けませんね.....
それと、まっすぐ泳ぐのが難しかったです。この辺りは微妙に流れがあり、知らぬ間に少しずつ流されてしまいます。GPSか何かがあった方が良さそうです。
水が綺麗になるまで少し時間をおいてみようと思います。
う~ん。どれだけ綺麗になるかなぁ.....
~続く~
甦れ!タウンメイト!!! ~完全復活編~
さて、前回12V化に無事成功(?)した2台目のタウンメイト。
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後は錆を落として錆止めをする、駆動部に油をさす、車体の掃除をする、など依然書いたような内容のことをしていきます。
塗装は来年に...ということになりました。
ついでにキャブレターも状態が良い2台目の方をオーバーホール。こっちはゴム部品が綺麗です。これならオーバーフローもしなくなるでしょう。
キャブクリーナーがなかったので、エンジンコンディショナーを使ってみました。
泡なので細かいところまで浸透することはありませんが、キャブクリーナーより汚れが落ちます。ジェットの詰まりが取れなかったのでオーバーホールしてあるもう一個のキャブと交換。
レッグシートもスリムにカット。
線を引くのは難しいのでこのようにテープで切る範囲を決めます。
いい感じです。
こんな感じで見た目がシュっとしました。
それとマフラー。なんと2台目の方のマフラーは腐って穴が開いていました。パワフルな音だな~って思ってたら...やっぱり....
なのでもう1台の方のマフラーに交換。
こっちはボルトがちゃんと取れるのであのような悲劇は起こりませんでした。マフラー買うと高いので部品取り車があってよかったです。
ついでに後輪も掃除済みの方に交換。
ちなみにマフラーガスケットのサイズを間違えて購入してしまいましたが切って直径を縮め、なんとか使っています。今のところ排気漏れは一切無し。
エアクリーナーのスポンジを買っていたので仕上げにこれを取付け。今までエアクリーナー無しでしか試走してなかったのであまりの豹変ぶりにびっくり。やっぱりこれ大事ですよ...
始動性もよく、走行した感じも良好。今すぐにでも公道が走れそうです。
今回のレストアは2日で終わりました。タウンメイトにも慣れてきましたね。
後はバッテリー買えば終わりです。
早くナンバー取りたい。
~続く~
蘇れ!タウンメイト!!! ~6V→12V化編~
前回の記事でエンジンが始動した2台目のタウンメイト。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
結構調子良いです。10年近く野外放置だったとは思えないほど。
ただひとつ、不満な点があります。
それはこの車両の電装が6Vであるということ。最近は12Vが主流ですから、6Vの電球やバッテリーは近所のホームセンターでは手に入らないんです。電球を買うのにいちいちネットで注文するのもめんどくさいなぁ...
今どき6V車も珍しいですから、あえて6Vのままにしておくというのも考えたのですが、ライトが暗いそうじゃないですか。
12Vのベンリィでも暗いのにさらに暗いというのは目が悪い私としては非常に困ります。
そういう訳で今回はタウンメイトの電装の12V化に挑戦します。
この年式のタウンメイトにはセルモーター搭載の12Vモデルとキックのみの6Vモデルの二種類があります。6Vモデルは12Vモデルに比べて発電量が若干低いようですが、数点の部品の交換だけで電装を12Vに変更できます。(ちなみに前買ったもう1つのタウンメイト50は比較的年式が新しい為、キックのみですが12Vでした。)
メイトに限らず大体のバイクでも同じようです。
12V化するにあたって交換しなければならない主な部品は...
バッテリー、レギュレーター、ウインカーリレー、電球、クラクション 、です。
12V車を持っているので幸いYAMAHAの純正部品が手元にあります。同じメーカーの同じバイクなので結構楽にできそうですね。
まずはウインカーリレー。タウンメイトの場合はスピードメーターの下らへんにあります。
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相変わらずヘッドライトの中はごちゃごちゃしてますね・・・
これです。ただ差し替えるだけでいいそうです。
それと、この隣にウインカーの音を出す部品がありますが、こっちは特に大丈夫だそうです。実際変えなくてもなんとかなってます。
次はレギュレーター。これは少し加工が必要です。というのも、6Vのレギュレーターは3極、12Vのものは4極なのです。
まぁ、ただアースが1つ増えるだけなんですが。
これが6Vのレギュレーター。
こいつが12V。
12Vレギュレーターの配線はこうです。
ちょっと分かりにくいので図に書きました。
....なお分かりにくいですが、まぁこんな感じです。私の使用した12Vタウンメイトの純正レギュレーターの配線はネットで調べて見た配線となぜか真逆でした。
おそらく汎用品はこの図を180度回転させた配線になるんじゃないかと思います。
カプラーから電極を抜いて差し替えるだけです。アースは適当に自分で作って車体の適当な場所に付けてください。
とりあえずどれがどれだか分からなかったら適当に繋いでキックしてみれば良いでしょう。ニュートラルランプが光れば成功です。
そして、バッテリーですが、6Vと12Vでは全く大きさが違うので、ステーを加工する必要があります。私は12V車を持ってるのでそれのものと交換しました。
切って対応している人もいます。
左が6V、右が12Vのもの。
車体の寸法は同じなのでスペースは大丈夫です。
買ったときに付いてきた15年放置のバッテリー。ダメ元で充電。
無理でした。新しいの買います。
↓メイトの12Vバッテリーはこの規格。スーパーカブと同じです。
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残りは電球とクラクション。
ヘッドライト、ウインカー、テールランプの他にニュートラルランプやメーター照明、スピード警告灯の電球も交換してください。T10という規格です。
クラクションもただ12V対応の物に交換するだけ。滅多に鳴らさないので一回限り鳴ればいいならそのままで良いかも....
以上で部品の交換は終了!
バッテリーが無いので何とも言えませんが、エンジンかかって電球が光れば大丈夫だと思います。ヘッドライトも明るくなり、これで夜道も安心ですね。
~続く~
蘇れ!タウンメイト!!! ~進路変更編~
キャブレター洗浄やクラッチの掃除でなんとか乗れるような状態に(多分)なったタウンメイト。
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「後は塗装のみ」という所まで来ていましたが問題が山積みです。
特にあのマフラーボルト。あれがどうやってもつきません。溶接ができれば多分いけるのですが....家に溶接機なんてあるはずもなく...。
じゃあ溶接屋を回ってみるかと言っても、持っていく為にはエンジン分解しなきゃいけないし、ならガスケットも買わないと.....
めんどくせぇ!!!!
にっちもさっちもいかなくなりしばらく放置していました。
メイト2台あるし、最悪パーツ取りに回そうかなぁ......いやぁでもなぁ.....ここまでやったし.....
なんて考えてる間に、
どこからともなくまた新たなタウンメイトがやって来ました(笑)
80ccの方のパーツ取りに、と4000円で買ってきました。50ccです。
数年間野外放置だったようですが、結構状態が良い。
シートも破れが一切無く、キャリアもついてます。
中古パーツでもネットで買うと普通に結構な値段がするので、車体1台丸ごとでこの値段ならずいぶんお得です。
まぁちょっと汚れてはいますが、塗装の状態的にもまだ生きてる感じです。
1台目よりはずいぶんマシです。
そこで、トラブル続きでだいぶ弱っていた私は思いました。
「よし、こっちをベース車にしよう。」
ええええええええ!?!?今までのアレ何だったの!?
って感じですけど、こっちのほうがずっと楽に直りそうなのだから仕方がありません。
と、いうことで早速OH済みのキャブレター を移植して、キックすること数回.....
エンジンかかりました。
タイヤに空気を入れて、家の前の空き地を走ってみましたが普通に走れる....
クラッチも固着していないですし、マフラーボルトも楽にとれそうです。←ここ大事。
なんと、たったの30分でレストア終了。
楽!!!!!めっちゃ楽!!!
一体いまさら何が悲しくてこちらを部品取りに回さねばならないのでしょう。
誰かわかる人がいたら教えてください。
ということで、次回からは、今ある2台の50ccを使って、1台に組み上げていきたいと思います。
あと、言い忘れましたが、こっちは6Vなんですよね..... (もう1台は12V)
~続く~
チープカシオにNATOベルト。
最近若者の間で再びブームだというわりには、私の周りには持っている人が全くいないチープカシオ。
[カシオ]CASIO 腕時計 スタンダード F-91W-1JF メンズ
- 出版社/メーカー: CASIO(カシオ)
- 発売日: 2013/10/31
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様々な種類がありますが、安いものでは980円くらいから出ています。私の持っているのはその一番安くスタンダードなF-91Wというモデル。
時刻表示のほかにカレンダー機能、ストップウォッチ、アラームを備え、文字盤照明もついています。耐久性も素晴らしい。
生活防水なのにダイビングでも壊れなかったとか、マンションの10階から落としても大丈夫だったとか、20年間庭に埋まっていたのにまだ動いていたとか、数々の伝説(本当かどうか怪しい)があるようです。スーパーカブみたいだな。
少なくとも普通に生活してて壊れることはないでしょう。
そしてまたどこか近未来的でもあり古臭くもあるこの絶妙なデザインが良い!!
まぁそれで、色々調べていたら、これにNATOベルトを着けてる画像を見まして...それがなかなか良かったのでマネしてみました。
見た目というよりは機能重視ですね。純正のゴムベルトは数年で切れてしまうらしいです。
NATOベルトはナイロン製のベルトで元々NATO軍で使用されていたことからこう呼ばれます。
早速着けてみました。ベルト幅は18mmです。もとのベルトを外してそこにそのまま着けます。
結構ギリギリでした。最初は「また間違えて買ったかな」とも思いましたがこういうものなんでしょう。
腕に着けるとこんな感じ。
かっこいいかどうかはさておき、装着した感じはとてもいいです。
ついでに時計用の方位磁針も着けました。
これでgoogleマップから「北東に進みます。」とアナウンスを受けて「北東ってどっち!?....おい!!」となることも無くなるでしょう。
Gショックも持っているので今までは正直、これを使う場面がありませんでしたが今回ベルトを交換したことで、これからは使用頻度が増えそうです。
~おしまい~
02:一式陸攻を探す旅。~現地視察編~
先日、中海の底に人知れず眠っているかもしれないという一式陸攻の話をご紹介しましたが、あれから大きな進展がありました。
↓前回の記事。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
なんと、、、当時、不時着を目撃し、実際に救助に行った漁師の息子さん(当時小学校6年生)がまだご存命で、当時のお話を聞くことができたのです!!
その方曰く、
「初めはあまりにも高度が低いので水上飛行機かと思っていた。その後、主翼が水面を叩き始めそのまま主翼を軸にくるっと水面で回転し、ちょうど自分の家の前の沖合い500mくらいの場所に着水した。しばらくすると機体上部の方から人が出てきて、手を振っている様子だったので父と共に船で救助に行った。」とのこと。
衝撃的な出来事だったのであれから73年たった今でもよく覚えているそうです。
検証してみましょう。
これが不時着現場周辺の現在の地図です。
(国土地理院より引用)
地図の上のほうに飛行場があります。出っ張っているのは戦後に滑走路延長のため、埋め立てられた部分です。
その漁師さんの家は「米子市」という文字のちょうど「米」の辺り。昔はここが海岸線でしたが、ここも戦後、工場誘致のため200mほど埋め立てられています。(工場誘致は結局失敗に終わり今はソフトバンクのメガソーラー発電所になっています。)
しかし、その漁師さんの家の正面(地図でいうと海岸線に垂直)はずいぶんと現在の滑走路から外れた位置にあります。
一体これはどういうことなのでしょうか。
この謎を解く鍵は手記の中にありました。
手記には
「21:30。最初に離陸線に着いた。風は左前方、安来市方面から吹いていたので中海に向かって滑走路を始めた。」という記述があります。
(Google mapより引用)
写真を見てください。飛行場から見て安来市は確かに左前方、方角ではほぼ真南にあります。
そして、この方向から風が吹いていたということなので、この時おそらく現在の滑走路に対してやや左斜め向きの方向に離陸を試みたのでしょう。当時の滑走路は現在のものとは全くの別物で、本数も4本あったそうです。
そしてその方向(安来に向かって)に飛び、すぐに着水した場合、ちょうど救助に行った漁師さんの家の真正面辺りになります。
辻褄が合いますね。
そしてまた先ほどの国土地理院の地図です。
(国土地理院より引用)
全高が5mほどある一式陸攻が水面に隠れるには少なくとも6m以上は水深が必要だと思います。漁師さんの証言では不時着位置は旧海岸線から500m、手記では1000mと記載されており証言にズレがありますが、不時着したのは深夜あるいは早朝の暗い時間帯だったようなので正確に目視で距離を測るのが難しかったのでしょう。
手記の記述と漁師さんの証言、地図上の水深データから、不時着した地点は旧海岸線から大体600m~1200m、水深6~7.5mほど(当時)の湖底だったのではないかと予測が立ちます。
さっそく行ってみようという話になり、現場へ。
道を間違え、道なき道を行くことに.....でもジムニーだから大丈夫。抜群の走破性で現場に到着。
ここがその現場です。ここから正面に400mほど行った所が先ほど予測した地点です。
この日は風があまりにも強くとても泳げる状態でなかったため捜索は断念。
遠すぎて見えませんがこの先に美保基地があります。
今回はここまでです。
ここで一つ気がかりなのが、もう既に過去に見つけられてしまって処分され、現存していないのではないかという点ですよね。
この辺りは戦後にだいぶ整備され大きく水深が変わってしまっています。また、干拓事業の際に海底調査が何度も行われているようです。水深の浅い穏やかな海ですからあれほどの鉄の塊など見つからない方が不思議なくらいです。
しかし、過去に発見されたということはないと私は思っています。
当時、この不時着を知る人はごく僅かに限られました。離陸を見守った管制官ですら戦後十数年経ってから不時着したことを知ったくらいですから本当に誰も知らなかったのです。手記も発行部数は400冊ほどでそのほとんどが戦友やその遺族の方々のもとへ配られました。
よって戦後、行政や自衛隊が不時着を把握し、「あの時不時着したから調査して引き揚げよう」という話になることはおそらくなかったと思います。
残る可能性として挙げられるのは干拓事業の際に偶然見つかったというものですが、この可能性も薄いと思っています。
私の曾祖父は県の土木課に勤務しており、干拓事業の際はその責任者の一人でした。
しかし、中海から飛行機が揚がったという話は家族の誰も聞いたことがありません。
もっと言うと、当時救助に行ったあの漁師さんさえもそんな話は聞いたことがないとおっしゃっていました。
一式陸攻はサイズがかなり大きいですし重さも15tほどあります、そしておそらくこの機体は250kg爆弾を4発ほど積んだままです。
250kg爆弾一発で巡洋艦が撃沈できると手記に書いてありましたからこれはめちゃくちゃ危ないです。そんなものが海底調査の際に水深10m足らずの湖で見つかったら当然大騒ぎになります。新聞にだって載ったでしょうし、海もしばらくは立ち入り禁止になったでしょう。市史に残る大事件です。
ゴミだと思って書類報告も無しに捨ててしまったというのも考えにくいです。
以上から、現在も湖底に沈んでいる可能性は高いと思います。
本当は今にでも警察や自衛隊に届け出たい所です。しかし現段階ではまともに対応してもらえないでしょう。
そりゃそうです。戦後73年にもなって、「湖に爆撃機が沈んでるぞ!!!」なんて証拠も無しに言ってる一般人がいたら寒いイタズラか何かだと普通は思います。
向こうも仕事で忙しいですからそんな訳の分からないものを相手にしている暇はありません。
それに地元の共通認識として中海と戦争はあまり結び付くことがないのでなおさら嘘臭い話に聞こえてしまいます。
とにかく証拠を示さなければ何も始まりません。
泳ぐかぁ.........水、臭そうだけど.......
~続く~
01:湖の底に一式陸攻...?
先日タウンメイト80を譲っていただいた近所の中華料理店から、今度は太平洋戦争時に一式陸攻乗りだった先代の店主の手記を貸してもらいました。
タウンメイトについてはこちら。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
500ページに及ぶ大作、書き上げるのに10年もかかったのだとか。米軍や防衛省に連絡をとって検証を行い、巻末には戦果や当時の状況など様々なデータが詳細にまとめられています。
文章がとても上手なので戦争に詳しくない方にも読みやすいと思います。
これだけ貴重な内容の本にも関わらず、世にほとんど出回っていません。400冊ほど発行されたこの本の殆どは戦友とその遺族の方々の手に渡りました。
好評だったため、後に大手出版社から再販の話もあったそうですが断ってしまったそうです。ですので現在、一般人が読めるのは市立図書館と国立国会図書館にある2冊くらいしかありません。
早速読み進めていると...
目次のなかにとても気になる項目がありました。
1945年8月、終戦の3日ほど前になって突如進軍してきたソ連軍艦を迎え撃つため出撃した際、離陸に失敗して夜の中海に不時着したという話です。
神業のような着水で幸いにも負傷者はなく、全員無事だったそうですが当時、管制塔が無事離陸したと(終戦後まで)勘違いしており救助が来なかったとのこと。
「仕方ない泳いで帰るか」というところへ近くに住む漁師の親子が手漕ぎ船で助けに来てくれた。その後、救助に来なかったことに腹が立ち、結局軍に事故報告を出さなかった。というようなことが書いてあります。
手記によるとこの時、飛行機は美保基地から中海に向けて離陸しました。美保基地は現在では自衛隊の基地と、空港になっています。空港のほうは「米子鬼太郎空港」という変わった名前です(私は気に入ってますが)。
(Google mapより引用)
水深は最も深い場所でも17mと比較的浅く、大部分が水深10m以下です。
昔は海水浴や漁業もある程度されていたようですが、水質汚染によってその数は激減。
今では海水浴などもってのほか、漁業もほとんど行われておらず....つまりめったに誰も入らない湖なのです。
この辺りで一式陸攻が見つかった、引き揚げられたという話はおろか、落ちたことすら知っている人はいません。
もっと言えば、昔この辺りに旧日本軍の基地があったことでさえ知っている人はそう多くはないのです。
今回のことから、一つの仮説が立ちます。
それは...一式陸攻の完全な状態の機体が水深8mほどの湖の底に今も沈んでいる。ということ。
現在、国内にある一式陸攻の現存機体は山梨県の河口湖自動車博物館に復元機が1機あるくらいでもうほとんど残っていないようです。
これは貴重な戦争資料でもありますし、ましてや実際会ったことのある人の乗っていた機体です。できたら探してみたいと思います。
中海も最近、長年の努力によって泳げるほどには綺麗になりました(それでも泳いでいる人はいませんが)。これからもう少し情報を集めていこうと思います。
~続く~
素人でもノートPCのSSD換装はできるか。
先日、市内唯一のパソコンショップへ行った際に初めてSSD搭載のパソコンを見ました。
それまでは「HDDもSSDもそんなに変わんないだろ」って思っていたのですが、、いやぁ・・・舐めてましたね。
起動がめっちゃ速い。動作も軽い。しかも私が見たのは最新型などではなく4年落ち位の中古品をSSDに換装したもの。家電販売店に並んでる2018年モデルに負けず劣らずの性能に痛く感激いたしました。
店の人曰く、HDDではパソコンの性能を十分に出し切れていないとのこと。
「パソコン買い換えようかなぁ・・・」が口癖になりつつあったがお金のない私はその話を聞いて、これならいけると思い、初心者ながらPCのSSD換装を決意したのです。
私が今使っているのは高校入学祝いに祖父母が買ってくれたNECのノートパソコン。
今年で5年目です。
価格は8万円くらいでした。
元のOSはwindows8.1。
CPUはintelのCelerom 1000M 1.9GHz メモリは4GB(最大16GB)です。
最近ちょっと物足りなさを感じていました。ファイルを開くのも遅いし、起動も5分くらいかかっています。
今回はこのパソコンのHDDをSSDに交換しました。
買ったのはこれ。
メーカーが色々あってどれを買おうか迷いましたが、フラッシュメモリ大手のSanDiskにしました。容量は250GBです。
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 250GB / SSD Ultra 3D / SATA3.0 / 5年保証 / SDSSDH3-250G-J25
- 出版社/メーカー: サンディスク
- 発売日: 2017/09/08
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家電量販店に売ってる最近のノートパソコンは1TBとか普通にありますが私はファイルを外付けHDDに保管しているので内蔵ストレージは少なくても構いません。
SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 1TB / SSD Ultra 3D / SATA3.0 / 5年保証 / SDSSDH3-1T00-J25
- 出版社/メーカー: サンディスク
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: Personal Computers
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最初は、大事なデータが一つもパソコンになかったので初期化を使って移行しようと思っていたのですが、回復ディスクを作成しても何故かエラーが出てリカバリがうまくいかず...
色々調べた結果、HDDのクローンを作ってSSDとすり替える方法で移行することにしました。
大雑把な手順は、「SSDをUSB接続でパソコンに接続し、HDDの完全なコピーをそこに作ってすり替える」という感じです。
詳しい作業の手順は忘れてしまいました。
詳細は「HDDクローン作成」とでも検索すればいっぱい出てきますので調べてください。
↓このような変換ケーブルを使ってSSDをパソコンに接続します。
とりあえず使ったソフトは
1.txbench
SSDのデータ消去や初期化もこれで行いました。
2.EaseUS Todo Backup Free
HDDのクローンの作成にはこれを使いました。システムファイルなどは通常の方法ではコピーができないため、このような専用のソフトが必要です。
↓詳しくはこちらの公式サイトをご参照ください。ダウンロードもこちらからできます。
今回使ったのは無料版でしたが機能が大変充実しているうえに操作がとても分かりやすく、安心して使うことができました。これを選んでおけばまず失敗はしないでしょう。
というか、私はこれがなければ永久にできなかったと思います。おすすめです。
ということで、まったく知識がない段階からスタートしましたが問題なく換装できました。
作業内容自体はそこまで難しいということもなく、使用すべきソフトと手順さえ分かれば誰でも出来ると思います。また、このクローン作成の方法ならもとのHDDが残るので、もしコピーに失敗しても、データを失うことなく何度もやり直しができます。
SSDが壊れても元のHDDに差し替えればその瞬間から使えるというのも安心出来るポイントです。
そしてSSD換装の結果、PCはどうなったのか...
これが換装前。
SSD換装後。
すべての数値が大幅に上がりました。
いまいち何が何の数値なのか把握してないですが、めちゃくちゃ起動が速くなり、パソコンがフリーズすることもなくなり、HDDが回転しないのでパソコンが静かになりました。
グラフィック性能などはCPUがしょぼいので限界がありますが、起動や文章作成などの軽い操作に関しては家電量販店に並ぶ最新パソコン達に負けず劣らずのパフォーマンスを得ることができたと思います。
最新モデルだよと言って人に見せてもこれなら全員信じるでしょう。非常に満足しています。
また、データ転送速度以外にも変化がありました。windowsエクスペリエンスの数値ですが、
交換前。
交換後。
データ転送速度の向上はもちろんのこと、その他の数値もそれに後押しされるように上昇しています。
これであと4年くらいは現役で使えそうです。
データ転送速度ってパソコン購入時に全く気にしてなかったですが、めちゃくちゃ大切ですね。
いまだに家電量販店に売ってる最新モデルが5400回転のHDD積んでたりするので、次回パソコンを購入する際は是非そのあたりも気にしてみてください。
おしまい
甦れ!タウンメイト!!!! ~クラッチ修理編~
先日無事エンジンが復活したタウンメイトですが、
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クラッチが固着?していて発進できず、発進しても常時半クラみたいな感じになっています...
これは開けないと直せない感じです。
怖いけど開けます。
まずはオイルを抜いて...
それからクランクケースのネジを外します。
なぜ...ヤマハは六角ボルトでなくネジを使ったのか.....錆びてて外れない....
インパクトドライバーがあればなぁ...でも高い。
そんなときは、
貫通ドライバーを使って叩くと回りやすくなります。ここは後で六角ボルトを新調して交換ですね。
ネジは取れたものの、マフラーが干渉してカバーが外せません。なのでマフラーも取ります。
マフラーのボルトが固着してどうしても取れません...
ネジザウルスでも歯が立たず...
ネジザウルスリキッド。これで錆を溶かすも取れず...
3日間、このボルトと格闘したあげく結局切断することになりました......
明日は明日の風が吹く...残ったネジは後で取ろう...
マフラーに引っ掛かるので後輪も一緒に外しました。
ボルトが裏にあるんですよね。タイヤつけたままでも取れないことはないですが、ボルトが錆びて腐っている場合は難しいかもしれません。
それではクランクケースを開けます。
この円柱型のがクラッチです。
スラッジが貯まって詰まっていました。錆びもあります。
中央のリングを取ったら分解できました。真ん中のネジは外さなくても大丈夫です。
プレートがたくさん出てきます。
バネの詰まりを取って可動部分が正常に動くようにしました。この詰まりが原因だったのでしょう。
一番奥に入っているこの玉、これが遠心力で動いてクラッチを繋げるとか何とか。
この玉が転がっていかないように組み付けはバイクを倒して行います。
組み付け完了。
ガスケット買ってないのでしばらく開けたままです。果たして正常に動くのか...
ついでにシャフトドライブも清掃。
驚いたことに全く錆がありませんでした。
変な削れや傷もなし。クランクシャフトって長持ちですね。50ccバイクには贅沢すぎるほどです。
今回はここまで。
後はガスケット買って掃除しながら組み付けです。これで直らなかったらバイク屋に持っていきます...
あっ....マフラーのボルトどうしよう....
~続く~
甦れ!タウンメイト!!!! ~エンジン再始動編:続~
先日15年ぶり(?)にエンジンに火が入ったタウンメイト50ですが、
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エンジンはかかったものの、アイドリングは不安定で、おまけにスロットルを捻るとどこかでワイヤーが引っ掛かってエンジンが止まってしまいます。オーバーフローもしてます。そして謎のバネが一本余ってる....
今回はエンジンの完全復活を目指して更なるキャブの掃除をしました。
中も汚いですが外のサビが酷い。
オーバーフローしているということはフロートが機能していない?
取り敢えず外して清掃しました。(写真忘れた。)
ヤマハはWebでパーツリストを公開しています。
これでいくとフロートは12番です。11番がそれを止めているピンで引っ張ると抜けます。
9番がガソリンの流入を止める部品です(名前知らない)。ここが詰まってるとオーバーフローします。多分。
ちなみに、エアーの調整は3番のネジ。
アイドリング調整は4番のネジでアクセル開度を調整して行うようです。
今回、一番効果を発揮したのがこれ。
サビ取り剤です。こいつにキャブの外側のパーツを浸け錆を落とします。ついでに汚れも取れてくれ。
きれいになりました。
部品の可動域が改善しました。
特にアクセル。今まではバネが錆びて引っ掛かっていたようです。スロットルを捻ると固定されてしまう不具合も消えました。
組む前に空気入れで詰まってないか確認。
組んでエンジン始動!!
...キックするもエンジンは掛からず。またどっか詰まったかなぁ....
しかし、蹴ること数十回....
おお....直った....
非常に力強いエンジン音です。アイドリングも安定しました。吹け上がりも問題なし。
じゃあさっそく乗ってみようということで近くの空き地で跨がってエンジン始動。
ギアを一足に入れると....ガンッ!!と衝撃がありエンスト。あれ...遠心クラッチだよね...?
どうやらクラッチがくっついて切れなくなっているっぽいです.....
クラッチも開けなきゃダメかぁ.....
~続く~